面接でよく聞かれる時事問題
面接での高校・大学入試や就職試験の面接場面では、「最近、気になる世間の話題・ニュースは何ですか」と質問されることがあります。「最近、気になる世間の話題・ニュースは何ですか」と聞かれてた場合には、知っている話題を選び話すことができるため、何かひとつだけ話題・ニュースを知っていれば答えられると考えることは全く間違いではありません。しかし、最近話題・ニュースへの知識を確認することが面接の目的であることもあれば、どんなことに関心を抱いてる人物かを確認されることもあります。また、選んだ話題・ニュースに対して、どのように考えているかという点を面接の合格・不合格としての材料としている場合もあります。時には、テーマが面接をする側（面接試験管など）から与えられて、回答することもあります。毎日、世間の話題・ニュースに対して意識して把握しておきたいところですが、現実的に難しいという面接される側（試験受験者など）もいることでしょう。
日頃から、キーワードとして時事問題には触れておくことをお勧めします。長期時事問題のキーワードなる用語やポイントを押さえておけば、世間の話題・ニュースも短時間で理解できます。もちろん、面接という場面でも力を発揮できるでしょう。
面接での質問・回答という場面では、昨日や今朝起きた出来事（話題・ニュース）を取り上げたとしても、多くの場合には、以前から長期的に話題・ニュースとなっていたことに変化が起きた場合が多いです。長期時事問題のキーワードなる用語やポイントを押さえて、更に過去数か月から数年程度で話題・ニュースになったことも知っておくと良いでしょう。
知っておきたい時事問題「た行」
竹島・尖閣諸島問題
竹島問題とは、日本と韓国の領土問題です。竹島は島根県隠岐諸島にある島で日本側としては日本固有の領土としていて韓国が不法に占拠していると主張しています。また、尖閣諸島問題も同じく領土問題ですが、尖閣諸島については、日本以外にも中国や台湾が領有権を主張しています。尖閣諸島の読み方は、「せんかくしょとう」です。尖閣諸島の場所は、沖縄県石垣島の北側約１５０キロメートルの位置にあります。竹島・尖閣諸島問題では、排他的経済水域に大きく影響するという考え方があります。
電力自由化
電力自由化とは、規制緩和のひとつとして電力市場の自由化のことです。電力の自由化が始まる前には、地域ごとに「東京電力」「関西電力」「中部電力」などの電力会社から電力を購入・供給されていました。電力自由化により新規参入が可能になり、より多くの電力供給会社が誕生します。価格競争も始まります。送電・配電の自由化も可能になるため、東京にいても北海道や九州など離れた地域で発電した電力を購入することもできるようになります。
特定秘密保護法
特定秘密保護法とは、正式名称は「特定秘密の保護に関する法律」ですが、日本の安全保障に関する情報の中で「特に秘匿にすることが必要なもの」を「特定秘密」として扱い、その「特定秘密」を漏えいした場合について取り締まるという法律です。考え方によっては、ある特定の大切な情報が開示されないことで、国民が知らない間に重要な事柄が決定されてしまわないかなどの問題があるとされています。
ドローン
ドローンとは、「無人機」などという意味の英語ですが、一般的に遠隔地からの操縦や機器本体の自動制御によって飛行できる機体のことです。ある意味少し大きめのラジコンヘリコプターのようなイメージですが、数１０センチメートルから１メートルほどの大きさで水平に回転するプロペラが複数あり、浮上・移動します。災害が発生した場合に被災地へ人が立ち入れない場合にも、遠隔操作で比較的簡単に物資を運ぶことができるなど大きなメリットがあり大きく企業・一般の人々が関心を示しています。一方、法整備が追いついていなため、手軽さから不法侵入して撮影するなど個人情報保護を妨害する場合やドローン本体が操縦不能になり墜落するなどの危険性も指摘されています。２０１５年には、総理官邸の屋上に墜落したドローンが発見されて話題にもなりました。
東京オリンピック・パラリンピック
１９６４年に東京オリンピックが開催され以来、２０２０年に２度目のオリンピックが東京で開催されます。オリンピック誘致で「お・も・て・な・し」という言葉、オリンピック開催地決定では「東京（ＴＯＫＹＯ）」という響きが話題になりましたが、２０２０年開催の東京オリンピック・パラリンピックの話題は良いことも悪いことも続いています。「東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムロゴが他の商標と類似しているとの指摘から再度選考をすることになる」「東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の案が予算などの関係から再検討される」などがありました。
